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2005年11月19日 (土)

過去の清算と未来への展望

三洋電機が業績予想を大幅に下方修正しました。

今回が2度目の下方修正になります。

過去にも下方修正を繰り返しており、業績予想に信憑性が非常に疑われます。

特に、三洋電機は現在経営改革の真っ最中であり、

多くの利害関係者は三洋電機の将来に注目しています。

業績の下方修正と同時に中期経営計画も発表しています。

来年度以降は、黒字化の計画ですが、

計画の具体的な中身は明確ではなく、

来年度以降の計画の信憑性も疑われます。

さらに、社長経験者である近藤副社長と桑野取締役相談役の退任が発表されましたが、

オーナー一族であり前会長の井植敏代表取締役の進退は明らかにされておらず、

これも中途半端な人事といわざるえないでしょう。

このような、大幅な経営改革を行うときには、

前経営陣が総退陣しないと、改革自体が絵に描いた餅になってしまいます。

井植敏代表取締役の過去の貢献度はすばらしいものがあると思いますが、

今までの経営のやり方考え方では問題があるからこそ、

大幅な経営改革が必要になったのです。

会社がそのような状態のときに、前経営陣が影響力を保持したままで、

経営改革ができるはずがありません。

前経営陣としては、自分に長年行ってきたことを否定しなければいけない部分もあるので、

経営改革すること自体が自己矛盾になってしまうのです。

しかし、過去の経営戦略が間違っていたのではなく、

今の時代には合わなくなってきただけなのです。

将来どのような経営戦略で会社を経営していくかは、

過去の経営戦略にかかわっていない経営者でないと困難だと思います。

そして、過去とのしがらみを捨てて、将来の展望を切り開く必要があります。

そのためには、会社に最も貢献した井植敏代表取締役が完全に退陣して、

三洋電機の過去の清算と未来への展望を真剣に考える必要があります。

その決断が最も重要で、経営改革の成否のすべてだと思います。

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