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2006年1月17日 (火)

ライブドアショック

ライブドアが証券取引法違反の容疑で強制捜査が行われたのは報道にあったとおりです。

それを踏まえて今日の日経平均株価が大幅に下落しました。

ライブドアが本当に法律違反をしたかどうかはわかりませんが、

株式分割を行うことによって、株価を引き上げ、

株価が大幅に上昇した直後に株式交換で企業買収を行うことで、

企業を急成長させていたのは事実です。

株価が実態を伴う株価なのであれば、

株式交換で企業買収しても何ら問題はないと思いますが、

実態と伴わない株価に基づいて企業買収を行ったのであれば、

少し違和感を覚えます。

もちろん、証券取引法などの法令を遵守しているのであれば、法律違反ではありません。

しかし、法律違反しなければ何をしてもいいということではないと思います。

そこには、公共性・公益性や職業倫理が必要なのではないでしょうか?

もちろん、営利企業である以上、

企業が利益を追求することは当然ですし、重要なことです。

しかし、公共性・公益性の下で利益追求を行うべきではないでしょうか?

法律違反をしなければ何でもいいという姿勢では、

企業の社会的な存在意義が疑問視されるのではないでしょうか?

企業が社会的に有益なものとして存在するためには、

企業が「社会の公器」として、公共性・公益性を有し、

高いレベルの倫理感の下で利益を追求すべきだと思います。

すべての問題行為について、法律や制度で定めることは不可能です。

法律や制度も所詮人間が作り出したものですから。

また、法律や制度でがんじがらめに縛られているような社会で本当にいいのでしょうか?

もちろん、最低限のルールや罰則は必要だと思います。

必要最小限なものだけを法制化しておき、

後は職業倫理でカバーしたほうが健全だと思います。

法律や制度を細かく定めると、確かに問題行為は行いにくくなりますが、

法制化されていない利点も損なわれてしまいます。

個人情報保護法などがその典型です。

家族が事故にあったのに、

病院で入院患者の氏名も教えてもらえないような社会でいいのでしょうか?

ライブドアショックとは、今回の強制捜査で株価が大幅に下落したことではなく、

何でも、法律や制度で縛り付けてしまう

現代社会のあり方への警笛なのではないでしょうか?

最後に、経済と道徳は同じだという考え方のもとで企業経営を行われた

渋沢栄一氏の著書「渋沢栄一 論語の読み方」を紹介しておきます。

興味のある方は一読してください。

なお、実際は渋沢栄一氏の著書を現代語に訳して出版しているようです。

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コメント

うなづきながら読ませて頂きました。(いつもですが)
すべての仕事に言えることだと思いました。
倫理観なき時代になってしまったのだとしたら、
氏は今の日本をどのように捉えるのでしょうか。
早速、読んでみたい一冊です。

投稿: petercats | 2006年1月21日 (土) 18時27分

コメントありがとうございます。
明治維新の時代は、日本の将来を憂いて多くの若者が活躍していました。
そこには、日本を良くしようという共通の社会的な目的があったと思います。
だからこそ、あれだけのことが成し遂げられ、
日本が変化したのだと思います。
考え方が違うのは当たり前なのですが、
もっと「社会のために」という姿勢が必要なのではないでしょうか?
ライブドアショックはその教訓だと思います。
ライブドアがいいのか悪いのか、
どのようなからくりで利益をあげていたのか
といったことばかりが報道されていますが、
日本の国のあり方についての問題についても議論すべきだと思います。

投稿: G.Goto | 2006年1月21日 (土) 23時37分

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