昨日の続きです。
株式投資を行うことは非常にいいことだと思います。
しかし、実際に株を売買する前に、最低限の勉強をする必要があると思います。
株式市場の仕組みや財務諸表の読み方なども知っておく必要がありますが、
それ以上に重要なのが、株式投資を行った後の精神のコントロールです。
実際にお金をかけて株式投資を行うわけですから、
株価が暴落したり、ライブドアのような事件が起きたり、
投資した会社が不祥事を起こした場合にも、
冷静に株式投資の意思決定を行わなければいけませんし、
それ以上に健全な日常生活を送る必要があります。
株価の動向が気になって仕事や勉強が手につかないようでは、
何をやっているかわかりません。
日常生活に支障が出るような株式投資であれば、即やめてしまうべきです。
4月9日にフジテレビのスタメンという報道番組でも
女性の株式投資家を密着取材していましたが、
番組でのいくつか気になるフレーズと私の個人的な感想をあげてみます。
「経済の勉強になる」
→○これは正しいことだと思います。
「紙の上でのお金なので怖い気がする」
→○これも正しい意見です。株式投資での利益は、労働対価ではありません。
机上でお金を動かし、儲けることもあれば、損することもあります。
これは非常に怖いことだともいえます。
従業員で働いている限り、仕事をして損をすることはないはずですからね。
給料が安いといったことはあると思いますが・・・
「損をしているので、負けを取り戻す」
→×これは危険な考え方です。
感情が入れば、冷静な判断ができなくなるおそれがあるので、
損をしやすくなります。
また、買い急ぐ傾向にあるので、高値で株をかってしまいがちです。
「株で1億円稼ぐ」
→×そんなことは簡単にできません。
過去に、1億円稼いだ人がいるだけです。
1億円稼ごうと思えば、相当のリスクを負って株式投資をするようになるので、
大損したり、破産したりする可能性が高くなります。
「株で生活する」
→これもそんなに簡単ではありません。
株式投資で生活するためには、相当のセンスと精神力が必要です。
何しろ毎日パソコンに向き合って株式投資しているわけですからね。
仕事をして、余裕の部分で株式投資をするほうが健全だと思います。
実際に報道番組で似たようなフレーズが出てきたので、コメントしてみました。
問題なのは、番組でこれらの考え方について何のコメントもないことです。
健全な情報を視聴者に伝えるためには、
健全な株式投資とは何かということを正しく伝えるべきだと思います。
ただ、密着取材をした結果を報道するだけであれば、
視聴者は株式投資がブームになっていること以外、何もわかりません。
何が正しくて、何が危険なのかを伝達する義務があると思います。
政治や人権の報道であれば、これらのことができているように思えますが、
経済ニュースに関しては、全くできていません。
報道する側も素人といった感じです。
NTTが新規公開したときも、多くのサラリーマンがNTT株式を保有しました。
その後、バブルは崩壊し、NTT株式も大暴落しました。
今も新規公開時の株価には戻っていません。
株価が上がった後に、株式投資ブームに乗って、
株式投資を始めるのは非常に危険です。
賢い投資家は株式投資ブームの前に株式を取得し、
多くの投資家が株式投資を始めて、
株価が上昇したころに株式を売却して利益を得ています。
「割安なときに買って、割高なときに売る」
これが株式投資の鉄則です。
株式投資ブームということは、多くの方が株を買っているので、
株価は割高です。
それを知った上で投資すれば、「健全な株式投資」ができると思います。
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